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資産配分の⾒直し(リバランス)

リバランスとは

リバランスとは資産配分を定期的に見直すことをいいます。資産価値は運用成果によって常に変化しています。そのため、最初に資産を投じて、そのままにしておくと、資産配分が崩れ、リスク軽減の効果が薄くなる可能性があります。そのため、アフターケアとして、定期的に資産配分を確認し、見直すことが重要です。

画像:当初の資産配分
画像:株式の資産価値が上昇。資産配分が変わりました。
画像:株を10万円分売却して債券を10万円分購入。当初の資産配分に戻しました。
これを「リバランス」といいます。

リバランスのメリット

メリット1自分にあった資産配分を維持できる

自分が許容できるリスクで資産配分をスタートしたのにバランスが崩れた結果、「自分の想定よりもリスクが高くなってしまった!」なんてことも・・・リバランスをすることで資産配分を維持できます。

メリット2効率的な運用が目指せる

リバランスをするということは、値上がりした資産の一部を売って利益確定し、逆に値下がりして割安になった資産を買うことになります。その結果、リバランスしない場合よりも効率的な運用が目指せる可能性があります。

リバランスの方法

方法1新たな資金で調整を行う

割合の膨らんだ投資信託を売却せず、割合の縮んだ投資信託に新たな資金を投入してリバランスする方法です。
画像:新たに債券を20万円分購入

方法2運用資産内で調整を行う

保有する投資信託のなかで保有比率の膨らんだ投資信託を売却し、比率の縮んだ投資信託を購入して運用資産内でリバランスする方法です。
画像:株式を10万売却し、その代金で債券を10万円分購入

リバランスのタイミング

定期的な見直しができるよう、どのタイミングでリバランスを行うのかルールを決めておきましょう。主なタイミングとしては、以下2つの例があります。

1一定期間ごとにリバランス

半年、1年など期間を決めて定期的に『リバランス』を行うことをおすすめします。もっと短い間隔で頻繁に行った方がよいと思われるかもしれませんが、取引には手数料などの取引コストがかかるため、頻繁に取引を行うと、その分だけ手数料等の取引コストがリターンの重石になってしまいます。

2一定比率乖離したらリバランス

保有している資産と当初の資産配分がずれてしまうことを「乖離(かいり)」といい、これを割合に表したものを「乖離率」と言います。資産比率に5%~10%程度の乖離が生じたら、リバランスを行っていくことをおすすめします。

定期的に資産配分を見直し、バランスの取れた運用を心がけましょう!